首相がトップセールス、ベトナムに原発売り込み(産経新聞)

 鳩山由紀夫首相は27日夕、ベトナムで計画されている原子力発電所建設事業に関し、「(グエン・タン・ズン)首相に親書を送りたい」と述べ、トップセールスで日本企業の受注獲得を目指す方針を表明した。週明けにも送付する。高知市内で記者団に語った。

 首相は「政府が力を入れて、(ベトナムの)原発を全体としてマネージできるような仕組みを作り上げていきたい」と述べ、受注に向けて日本企業を全面支援する考えを示した。

 ベトナム政府の計画では、中部ニントゥアン省の2カ所に、1000メガワット級の原発を2基ずつ計4基、4000メガワットの原発を建設する。2014年に着工し、20年をめどに運転を開始する。第1期工事の2基については、ロシア国営の原子力企業ロスアトムが受注することが固まっている。日本は第2期工事分の受注を目指すが、フランスなどと激しく争っている。

 ロシアの受注成功の背景には、プーチン首相が昨年12月、訪ロしたズン首相との間で、原油・天然ガスや潜水艦販売を含めた包括的な連携で覚書を交わすというトップセールスの成果があったとされる。

 海外での原発建設受注をめぐって、日本は昨年12月末にも、アラブ首長国連邦(UAE)で韓国に“敗北”を喫している。今回の鳩山首相による親書発出は、国際的な原発受注競争での連敗を避けるため、自らも乗り出して官民一体で売り込みを展開することが不可欠と判断したとみられる。

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